ある日を境に、急にiPhoneからchromebookへのインターネット共有(テザリング)が出来なくなってしまいました。
自宅のWiFiには、接続出来る。
アンドロイドスマホからのテザリングも接続出来る。
私自身のITスキルが高く無いため、直ぐには原因が分からず。
一時的な事象かと思い、時間をおいていたのですが一向に直る気配も無く。。
その時の対応をまとめたものです。
備忘録も兼ねて、記事にしていきます。
結論:iPhoneがIPv6に更新されたことによって、Chromebookとのインターネット共有ができなくなっていました。
トラブルの内容
iPhoneのインターネット共有機能を利用し、ChromeBookでWebサイトを開こうとするとエラー”ERR_NAME_NOT_RESOLVED”になって、ページが開けない。
ネットワークを確認すると「接続済み」と表示されているので、iPhoneから問題なくインターネット共有はできているように見受けられる。
iPhone側も接続出来ている。
しかし、Webサイトを開こうとしても開けない。
GmailアプリもYouTubeアプリも開けない。
そして、さらに不思議なことに、自宅Wi-Fiやアンドロイドスマホからのテザリングは、問題なく出来ました。
最初は、iPhoneの故障かと思い、アップルサポートに電話すべきかと思うほどでした。
トラブル解決に向けて
まず、一般的な解決方法を試してみました。
設定の確認
iPhoneで「設定」→「インターネット共有」をオンにし、Wi-Fiパスワードを確認します。
接続方法
ChromebookからiPhoneのSSIDを選び、パスワードを再入力してみましょう。
OSのアップデート
iOSや他のデバイスのOSを最新バージョンに更新してみましょう。
以上の手順を踏まえても、症状は一向に改善されませんでした。
Yahoo!知恵袋でも、同じような症状で悩まれている方がおり、解決の参考にさせて頂きました。
実際に行った手順をお伝えしていきます。
原因はIPv6に更新されたこと
IPv6は、インターネットの通信規格である「インターネットプロトコル(IP)」のバージョンを表すもので、IPv4は第4版、IPv6は第6版です。
主な違いは、IPアドレスの表記方法と割り当てられる数のようです。
結論:IPv4に戻すことによって、インターネット接続が可能になりました。
iPhoneのインターネット共有がIPv6に対応したことにより、chromebookと接続できない状態になってしまったようです。(アップルさんとグーグルさん、お互いの距離を開けていこうなんて思惑があるのでしょうか。笑)
手順①「chrome://flags」
- Chromeアプリを開きます
- アドレスバー(URLバー)に「chrome://flags」と入力
手順②「Enable RFC8925」
- Flagsを開き、検索窓で「IPv6」を検索する。
- Enable RFC8925 (prefer IPv6-only on IPv6-only-capable network) ここの設定を変更する。
- 「Defaul」(無効化)を選択する。
- 再起動する。(ここまで来たら、chromebookを再起動しましょう。)