2024年から始まった新NISAも、いまや当たり前の存在になりましたね!笑
S&P500やオルカンなど王道のインデックスファンドとは別に、最近では分配重視型ファンドが次々と発売されています。
最近では楽天SCHDがものすごい勢いで純資産を増やしています!
人気な理由のひとつが、年4回の分配金がでることがあげられると思います!
キャッシュフローの最大化を望む方にとっては魅力的な商品のひとつです。
分配金が出るファンドを初めて購入される方の中には、分配金コースの選択に迷われる方もいるのではないでしょうか。
そのように悩まれている方の、少しでもお役になればと思います。
購入するファンドが、分配金有りの商品を選んでいるか確認しよう。
まず購入しようとしている投資信託が、分配金(配当金)有りの投資信託なのかどうかを把握する必要があります。
例えば、NISA積立ランキングで上位に入っている、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、分配金が出ない(過去出たことが無い)投資信託です。
オルカンやS&P500のような、無分配型の投資信託では、基本的にはどちらの分配金コースを選んでも問題ありません。(分配型を選んでも、再投資型を選んでも分配金が出ないので。)
なので、購入の際には再投資型を選択しとけばいいかなと思います。
過去の分配実績が気になるときは、目論見書で確認することもできます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)目論見書より
どちらのコースを選んだらよいか迷ってしまうのが、楽天SCHDやSBI・VYM(分配重視型)などの分配金が発生する投資信託を購入する時なのかなと思います。
結論:どっちを選んでも正解です!!
言葉通りです!決算ごとに出てくる分配金を1度手元に受け取りたければ受取型を選んでください!発生した分配金を最速で再投資に回したければ、再投資型を選択してください!
ただし、購入する口座(NISAか特定)によっていくつか注意点があります。
NISA口座で購入するときの注意点 ~楽天証券~
NISA口座で分配金コースを選択するさいの注意点を説明していきます。
注意点①購入後のコース変更が不可
楽天証券の場合、分配金有りの投資信託を購入する際、いくつか注意するべき点があります。
(2024年10月時点)
NISA口座で購入した投資信託は、購入後に分配金コースの変更することが出来ません。
NISA口座で、最初は再投資型で購入して、将来的に受取型に変更したい。
そのような、考えの方もいるかと思います。
しかし、現状では購入後の変更が出来ません。
分配金を受け取るのかどうかを、購入時点で決めておかなくてはなりません。(NISA口座で購入する場合)
今後はNISA口座で購入した投資信託でも、分配金コースを後からでも変更できるようになったらイイですね。楽天証券さんに期待です!
注意点②再投資型はNISA枠を自動的に消費する
再投資型コースを選んで、再投資をした際にはNISA枠を消費します。
オルカンやS&P500のような、ファンド内での再投資ではないという点に注意が必要です。
再投資型コースであっても、新たな買付けに当てはまるため、NISA枠が消費されてしまう事になります。
保有口数が増え、平均取得価額が変ります。
NISA枠の空き枠が無い場合は、特定口座へ自動的に再投資されます。
特定口座は購入後の変更が可能
特定口座で購入した場合においては、購入後でも分配金コースを変更することが可能です。
同じ投資信託を、再投資型・受取型と別々に購入してしまった場合でも、コースを変更することによって、1つに自動的にまとめてくれます。
受取方法を間違えたからと言って、慌てて売却する必要はありません。
SBI証券の場合
SBI証券では、NISA口座・特定口座のどちらも購入後であっても、受取方法を変更することが可能です。
また、既に保有中の商品を追加購入しようとした際には、購入済み商品の受取方法が優先されるため、違った受取方法での商品購入が出来ないようになっています。
このような点では、SBI証券の方がユーザー目線で親切な仕様になっていると感じます!
まとめ
・楽天証券において、NISA口座で分配金が発生する投資信託を購入する際には、注意が必要です!
- 分配金が出る投資信託かどうかを事前に確認しましょう。
- NISA口座で1度購入した投資信託は、あとから分配金の受取方法を変更することができない。
- 特定口座では、購入後からでもコース変更が可能です。
- オルカンやS&P500は再投資型にしておく。間違えて受取型で購入してしまってもそのままで大丈夫。買いなおす必要はないです。受取型にしても分配金は出ずにファンド内で再投資してくれます。
- 楽天SCHDのような、分配金が発生する投資信託を購入する際には、自分が望む分配金コースをしっかりと確認したうえで購入しましょう。
以上、投資信託を購入する際のコース選択の参考になれば幸いです。